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RYUNANゴルフ無料動画レッスン - アウトサイドインのカット打ちを直す2つの身体の使い方とは?
アウトサイドインのカット打ちを直す身体の使い方とは?
こんばんは。RYUNANです。
本日のご質問はminaminokazeさんとkaitoさんからで、
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初めまして!
今年の春から飛距離が20~30yd極端に落ちてショックをうけています。(現在54歳です)
言うまでもなくスイングに問題があるわけですが、軌道はスライスです。おそらく原因は右肩が前に出て煽り、アウトサイドインのカット軌道なのだと思います。他にも色々な要因はあるかと思いますが、このようなスイングを直すにはどのような練習をすればよいのでしょうか?宜しくお願い致します。
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いつも貴重なご指導有難う御座います。
今回はアドレス時とインパクト時のグリップの位置についての質問です。アドレスとインパクトで全く同じものはグリップの位置だけであると聞いたことがあるのですが、このグリップ位置がずれてしまいます。
具体的にはアドレス時よりも高い位置を通過します。
結果として、腕とシャフトでできるライ角が維持できず、クラブは球よりも自分側を通過し、トゥ側にあたります。
当然軌道はアウトサイドインになります。
ライ角が伸びた分、肩からヘッドまでの距離が長くなり、そのままでは地面に突き刺さるので今度はあわてて左肩をあげて調整しようとしてしまいます。
練習場で他の人をみていても多くの人が多かれ少なかれ同じような症状で、グリップ位置をキープできている人は本当に一部の上級者のみです。
前傾を維持しようと注力すると、左への振りぬきが遅くなり右肩がでてきます。
グリップをアドレスより下を通すくらいの意識をすると、フェイスの芯にあたり、強い弾道で球は打てるのですが、左にでていきます。
適正なグリップ位置の再現をする為の練習方法や意識改革など御座いましたらご教示下さいませ。
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ということで、アウトサイドインのカット打ちのような状態に
お悩みになっています。
アウトサイドインのスイング軌道を直す上で、
注意しなければいけないのが、
軌道だけをインサイドアウト、インサイドイン
に直してしまうと、手で操作しているだけなので、
結局、根本的なスイングの改善とならいということです。
ですからまずは何を直さなければいけないかというと、
右肩の動きです。
右肩の動きがいわゆるかぶって動いてしまうのが
良くないのです。
ですから、まず右肩の動きのイメージを横回転ではなく、
縦回転で動かすようにします。
そうすると、下からあおって、余計右の飛び出してしまいそうですが、
もう一つの動きと平行で行えば、あおる動きを抑える事ができます。
それは左腰の引きです。
肩は縦回転で左腰をしっかり後方に引いてあげることです。
あおってしまうという形は軸が右に倒れてしまうことを言います。
左腰を引く動作を取り入れることで、
身体が止まることなく回転するので、
肩を縦に動かしても、軸が右に傾く心配がありません。
そして肩が縦のイメージで動けば
先に右肩が出るという動きを回避することができます。
ぜひカット軌道を直したい人はやってみてくださいね。